超高齢化社会によって、介護関連の求人は数多く見られます。
その一方で、勤務条件や職場環境の厳しさから、離職率が高い業界としても知られます。
そのため、これから介護職への転職を希望するなら、できるだけ離職率が低く働きやすい職場を探すことが大切です。
そのような職場を見分けるポイントになるのが、介護現場でのICT化の充実度です。
ICTとは日本語では情報通信技術の意味であり、それを英訳の頭文字にしたものです。
ICT化が充実している現場ほど効率化も進んでおり、介護職員一人ひとりの業務の負担も軽減される傾向があります。
例えばそれまで手作業であった、日々の業務記録や介護計画の立案などの事務作業も、ICT機器の導入によって書類作成の煩雑さから解放されます。
またタブレットのような携帯端末さえあれば、介護作業や移動の合間に事務処理ができます。
その結果、事務作業の時間が短縮され日々の残業も減らすことが可能になります。
ICT化のメリットは、介護施設内だけにとどまりません。
医師や看護師など外部の関連職種と連携するケースが多い介護職員は、情報の共有や連携がよりスピーディーになります。
これまでのように、都度介護現場に戻ってFAXや郵送等を準備をしなくて済むことでも介護職員の負担が軽減できます。
さらに時間に余裕ができることで人材の育成を進めやすく、有給休暇も取りやすくなることもあるでしょう。
まだ経験の浅い介護職員にとっても大きなメリットと言えます。
これから介護職へ転職するなら、現場でのICT化の充実度を見極めることも重要なポイントです。